内部構成
開発プロセス
シミュレーション
FPGAの設計を頼んだが、内部構成がグチャグチャで、どこで何を処理しているのかわからない。ちょっとした仕様変更の依頼でも、かなりの時間とコストを要求される。
機能モジュールとデータ供給モジュールをまとめ、オブジェクト指向的なカプセル化を行います。これにより、個々のモジュール間の独立性が高まり、内部構成が理解しやすくなります。また、同時に仕様変更、再利用性にも優れた構成となります。
br> br>すべての仕様が確定してからでないと、作業を開始してもらえず、すべての実装が終了してから実機検証を行うため、納期間際まで大きなリスクを抱えたままになる。
現状の仕様とお打ち合わせから、柔軟なTOPモジュール構成を検討し、仕様確定度の高いモジュールから設計を開始する、開発スケジュールを提案します。また、実機検証に関しても効率的に行えるように、段階的なリリースを行います。
例えば、
リリース1:基本機能 リリース2:基本機能+早く確認したい機能 リリース3:基本機能+早く確認したい機能+残りの機能
このようにリリースを行うことにより、全体的な開発プロセスは、
基本機能 :仕様決定→実装→検証→修正 早く確認したい機能: 仕様決定→実装→検証→修正 残りの機能 : 仕様決定→実装→検証→修正
繰り返し型のものになります。これにより仕様決定は順を追って行うことが出来るようになり、また、実機検証を早い時期から開始することができますので、計画的なリスク回避を実現します。
br> br>シミュレータ画面の波形を見て確認をしているようだが、何を確認していて、結果がどうだったのか、全く把握できない。ちょっとした仕様変更を頼んだら、今までちゃんと動作していた機能が異常になり、原因究明と修正に手間がかかった。
設計書とともに、シミュレーション項目表を作成します。シミュレーション項目表に則りシミュレーションタスク(コード)を作成し、結果を記録、お客様に提出いたします。 シミュレーションタスクは、可能な限り期待値との一致を自動で判定するものとしており、シミュレーション結果は、期待値との一致、不一致が一目で分かるものとなっています。 また、仕様変更時は、変更箇所のシミュレーション確認だけではなく、すべてのシミュレーションタスクを再実行します。